特定非営利活動法人プライドハウス東京
インクルーシブ社会の啓発・実現を目指すNPO法人プライドハウス東京が実施するスポーツと多様性をテーマにした出張授業が「第20回アジア競技大会 愛知・名古屋 2026 公認文化プログラム事業」に選定され、2026年2月5日に名古屋市立千石小学校にて実施しました。9月から開催されるアジア競技大会に向けて、今後もスポーツ分野における多様性の普及啓発を推進するプログラムを愛知県内の教育機関やスポーツ団体を対象に実施してまいります。




4年に一度のアジア競技大会が「ここで、ひとつに。」をスローガンに開催。公認文化プログラム事業の一環として、小学校で授業を実施
近年、デフリンピックやユニバーサルスポーツ、ニュースポーツなど、だれもが楽しめるスポーツが盛り上がりを見せています。4年に1度のアジア最大のスポーツ祭典「アジア競技大会」が開催される今年、大会の開催をきっかけに社会に生み出される長期的でポジティブな影響(レガシー)として、スポーツ分野の多様性を推進することはウェルビーイングや共生社会の観点からも重要になっています。

「ここで、ひとつに。」をスローガンに開催される愛知・名古屋2026大会では、日本や愛知の歴史・文化芸術、自然、産業などの魅力を紹介・発信する文化プログラムが実施されています。プライドハウス東京は、多様な団体の取り組みを組織委員会が認証する「公認文化プログラム」に選定され、名古屋の市立千種小学校にて3・4年生および5・6年生を対象とした出張授業を2026年2月5日に実施しました。本取り組みは「誰もが安心・安全に参加できるスポーツの場」 を体験することを目的に、子どもがスポーツを通じて「違い」をどう受け止めるか、「ふつう」を決めつけないことの大切さを考える機会として実施。当日は、プライドハウス東京スポーツ担当で元ラグビー日本代表の村上愛梨、元女子サッカー選手の下山田志帆さんゲストとして参加しました。










イベント冒頭では、まるばつクイズ形式でジェンダーや役割に関する問いかけを行い、子どもが自分で◯か×を考えながら参加しました。「ラグビーは男のスポーツだ」「サッカーは男のスポーツ」「おうちでご飯の準備は女の子がやること」「大工は男の人がなる職業だ」「女の子は気が強い」「男の子は青が好き」などの問いに加え、「見た目だけでその人の性別はだいたい分かる」「性別は2つしかない」といったテーマについても意見を共有。正解・不正解を決めるのではなく、人によって感じ方や考え方が異なることを理解することを目的に実施しました。



続いて、ジェンダーユニコーンの図を用いたセッションでは、スペシャルゲストの下山田志帆さんが自身の経験をもとに、性別の多様性について話しました。出生児の性別は女性であること、自分が考える性別はどちらにも当てはめたくないこと、服装などの自己表現は男性的な要素が多いことなどをお話いただき、「女性らしい」「男らしい」といった言葉に対する複雑な思いを語っていただきました。また、プライドハウスのスタッフ陣からも、好みの服装や髪型は男性寄りである一方、内面はとても女性的だと感じていることや、自認・表現・出生時の性別がそれぞれ異なることなど様々な例を紹介しました。
特に見た目や性自認が男性であるスタッフの出生時の性別が女性であったことについてのエピソードが紹介された際は、子どもから驚きの声が上がり、村上の「みんなそれぞれ違うよね」という言葉にうなずく様子が見られました。授業では、見た目や先入観では分からない多様性があることや「ちがいは直すものではない」「決めつけないことが安心できる環境づくりにつながる」というメッセージを伝えました。



続くスポーツ体験に向けては、「うまい・へたでばかにしない」「できない人を置いていかない」「笑わない」といったルールを子どもとともに設定。人権の視点を取り入れながら、「ちがいを大切にする」「安心して動ける」「みんなで楽しむ」ことを大切な約束として共有しならがら実施。だれもが楽しめるスポーツであるタグラグビーやスライドサッカーに下山田志帆さん、村上とともに取り組みました。

今後も、アジア競技大会とスポーツ分野における多様性の普及啓発とインクルーシブな社会の実現を目指して、活動を進めてまいります。
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