マレーシア軍に対し監視用機材を供与する引き渡し式で関係者と握手する四方敬之駐マレーシア日本大使(左)=8日、クアラルンプール(共同)

 【クアラルンプール共同】タイとカンボジアの国境地帯の軍事衝突を巡り、日本政府は8日、停戦監視団に参加するマレーシア軍に対し無線機やパソコンなど監視用機材を供与した。同志国軍を支援する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を活用。首都クアラルンプールの国防省で同日、引き渡し式を開いた。

 停戦監視団は、昨年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国マレーシアの主導で結成。日本は供与を通じ、地域の平和と安定の強化に寄与する考え。高市早苗首相が昨年10月、就任後の初外遊でマレーシアを訪問した際、決定した。

 式典で四方敬之駐マレーシア日本大使は「地域の信頼醸成や緊張緩和、永続的な平和に貢献することを願う」と強調した。