【エルサレム、ワシントン、イスタンブール共同】イスラエルのネタニヤフ首相は8日、テレビ演説し、レバノンで親イラン民兵組織ヒズボラへの攻撃を継続すると宣言した。一方、イラン国営英語放送局プレスTVは8日、ホルムズ海峡が「完全に封鎖された」と報じた。イラン側が対抗措置を取った可能性がある。イランが米国との停戦合意にレバノン攻撃停止も含まれると主張しているのに対し、米側は対象外だとして真っ向から対立。停戦は不安定化する恐れがある。

 イスラエルは8日、レバノン全土で交戦再開後最大規模の攻撃を実施。レバノンの国営通信によると、182人が死亡し、負傷者は890人に上った。ネタニヤフ氏はヒズボラとの交戦について、米イランの停戦合意に含めないよう米側に「強く求めた」と説明した。

 レビット米大統領報道官は8日の記者会見で、戦闘終結に向けたパキスタンでの米イラン交渉は現地時間11日午前(日本時間同日)に開始予定だと明らかにした。