ワシントンで講演するNATOのルッテ事務総長=9日(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】ロイター通信は9日、トランプ米大統領が北大西洋条約機構(NATO)に対し、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の安全確保に向けた支援計画を数日以内に示すよう求めたと報じた。訪米中のNATOのルッテ事務総長がトランプ氏との8日の会談後、欧州各国に迅速な支援を求めるトランプ氏の意向を伝えたという。

 トランプ氏はNATOが対イラン作戦に非協力的だったとして不満を表明し、脱退をちらつかせて圧力をかけている。

 ルッテ氏は9日、ワシントンで講演し、ホルムズ海峡の安全確保に「協力しない理由はない」と述べ、米国と連携する姿勢を強調。トランプ氏との会談で「NATOは欧州だけでなく、米国を守るために存在する」と説明し、つなぎ留めを図ったことを明らかにした。

 また米国の対イラン作戦を巡り、一部の同盟国の協力が「遅かった」と認めた上で、現在はイランの核開発阻止のため、米国に基地の使用を認めるなど全面的な支援措置を取っていると訴えた。