アフリカと、米国や中国、インド、日本などの大きさを比較する地図(アフリカ連合のXより、共同)
 イコールアース図法の世界地図

 西アフリカ・トーゴのドゥセ外相は9月の国連総会に向け、アフリカ大陸の実際の大きさを反映した世界地図の採用を国連加盟国に求める決議案を準備していると17日までにロイター通信に語った。日本でも広く使われる「メルカトル図法」の地図の使用をやめるよう求めるとした。

 採用を求めるのは実際の面積が反映される「イコールアース図法」の世界地図。かつて欧州の航海士用に作られ普及したメルカトル図法の地図は、高緯度の北米や欧州が相対的に大きく示され、低緯度のアフリカや南米が小さくなる。アフリカとグリーンランドはほぼ同じ大きさで示されるが、実際はアフリカが14倍以上の大きさだ。

 アフリカの市民団体が昨年、国際組織などにイコールアース図法の採用を求める「地図を正そう」キャンペーンを開始。アフリカが主要地域でないといった誤った認識を正すことにつながると訴えてきた。

 ドゥセ氏は「科学的な真実」が必要だとロイターに話した。国連総会での投票で、各国のアフリカへの「本音」が分かるだろうとも語った。