米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁=2023年5月、ニューヨーク(ロイター=共同)
 ダラス連銀のローガン総裁=2023年10月、米テキサス州ダラス(ロイター=共同)
 クリーブランド連銀のハマック総裁=2025年4月、ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が4月29日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で反対票を投じた3人の地区連邦準備銀行総裁は1日、理由を説明する文書をそれぞれ公開した。インフレ懸念の高まりを踏まえ、今後の金融政策の道筋について利上げと利下げいずれの可能性もあることを説明すべきだとした。

 FRBは直近のFOMCで政策金利を据え置いた。3人とも金利維持は支持したものの、決定を受けた声明文に盛り込まれた今後の金融政策に関する指針が、これまで通り利下げ局面にあることを示唆する表現だったとして、異議を唱えた。

 3人のうち、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、次の政策変更が利上げにも利下げにもなり得るとの見通しを出すべきだと主張した。

 ダラス連銀のローガン総裁はインフレ率がFRB目標の2%を上回る状態が5年以上続いているとした上で、インフレ加速への警戒感を示した。クリーブランド連銀のハマック総裁は、インフレ加速のリスクと経済成長や雇用の悪化リスクが、いずれもあると指摘した。