警察官や検事を名乗った電話による詐欺被害を食い止めようと、高松地検が手口を体験できる物語風のゲーム「詐欺防止啓発ノベル」をホームページで公開している。ストーリーのアイデアを職員が出し合い、文章構成やイラストに生成人工知能(AI)を活用して約2カ月で完成させた。
制作した浜渦龍一広報官は「プレーした若い世代が家族に話すことで、幅広い層に使ってもらえれば」と期待を込める。詐欺の手口を分かりやすく学べるよう、ゲーム内の交流サイト(SNS)での会話部分にこだわった。
ゲームは主人公のスマートフォンに末尾「0110」の番号から電話がかかってくるところから始まる。「出る」「出ない」といった選択肢が示され、選んだ行動によって結末が異なる仕組みだ。所要時間は数分だが、途中で保存できる「セーブ機能」も設けた。
警察庁のまとめ(暫定値)では、全国の「ニセ警察詐欺」認知件数は2025年に1万936件、被害は約985億4千万円。香川県警によると、県内の被害額は約9億5千万円だった。
高松地検の特殊詐欺防止啓発特設ページにポスターや待ち受け画像とともに掲載されている。







