大阪府知事選に4選を目指して出馬する意向を表明した日本維新の会代表の吉村洋文知事=17日夜、大阪市

 大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)は17日の記者会見で、任期満了に伴う来年4月の知事選に、4選を目指して出馬する意向を表明した。出馬の条件として、「大阪都構想」の住民投票を、来春までに実施することを挙げた。知事選との同日選を想定している。党幹部に伝えていた来春以降の国政進出については、事実上撤回した。

 都構想の制度案を作る法定協議会(法定協)の早期設置に慎重な維新市議団の幹部は15日、都構想実現に向け、知事の続投が必要と言及。吉村氏の去就が焦点の一つに浮上していた。住民投票の早期実施に向け、市議団の理解を得る狙いがありそうだ。

 吉村氏は会見で「今の任期で都構想実現を目指す。最前線に立って戦う必要があると思った」と述べた。来春の知事選に勝利した場合、住民投票の結果によらず4年間の任期は全うするとした。

 大阪市は15日、法定協設置議案を市議会に提出。吉村氏が目指す来春までの住民投票実施には、5月中の可決がリミットとされる。採決が見込まれる22日の財政総務委員会と27日の本会議までが判断のヤマ場となる。