全国一の桃の生産量を誇る山梨県は、品種の特徴を分かりやすく伝える「桃ソムリエ」認定制度を始める。果汁がしたたる柔らかいものからしっかりした硬い食感まで、多様な品種があるのに、消費者に知られていないのが課題だった。桃に精通した人に伝道師として魅力を発信してもらい、販路拡大を目指す。
農林水産省によると、昨年の桃の収穫量は山梨県が約3万2千トンと都道府県別で最も多く、全体の32%を占めた。福島県が約2万3千トン、長野県9560トンと続いた。
桃は6〜9月ごろが旬。山梨県は盆地で昼夜の寒暖差が大きく、栽培に適している。県内では果汁が多く上品な味わいの「白鳳」や、甘みと硬めの食感が特徴の「夢桃香」など約80品種が栽培される。しかし、シャインマスカットや巨峰など人気品種があるブドウに比べ、見た目の違いが少なくPRが難しかった。
桃ソムリエには、直売所や小売店で品種ごとの特徴を紹介してもらったり、交流サイト(SNS)でお薦めの食べ方を発信してもらったりすることを想定している。








