長野県松本市で1994年、猛毒のサリンが噴霧され、8人が犠牲になったオウム真理教による松本サリン事件は27日、発生から32年となった。1人が死亡した明治生命の会社寮跡には地元の町会が献花台を設け、住民らが犠牲者を悼んだ。
近くに住む松田栄子さんは事件の翌日、事態を知らずに現場を訪れたといい「まかれたのがサリンと分かって怖かった」と振り返った。時間がたち、事件を思い出すことが減ってきたとし「風化させないようにしたい。犠牲になった人には安らかに眠ってもらいたい」と手を合わせた。
事件は94年6月27日、松本市の住宅街で発生し、7人が死亡した。県警は第1通報者の河野義行さん宅を容疑者不詳のまま家宅捜索し、犯人視する報道も続いた。2008年に意識不明だった河野さんの妻澄子さんが亡くなり、死者は8人となった。









