土砂崩れに巻き込まれた山口県平生町の住宅で、捜索と救助に当たる警察官ら=27日午前11時39分(共同通信社ヘリから)

 26日午後7時45分ごろ、山口県平生町小郡で「土砂崩れで家が崩壊している」と119番があった。地元消防によると、住民の70代男性が土砂崩れに巻き込まれて一時行方不明になり、27日午後に発見されたが搬送先の病院で死亡が確認された。ほかに住民3人が病院に搬送され、そのうち40代と70代の女性が重傷、20代男性が軽傷。3人とも搬送時、意識はあったという。

 町によると、現場では25日夜から断続的に激しい雨が降っていたといい、地盤が緩んでいた可能性がある。

 土砂崩れに巻き込まれた行方不明者の救助活動のため、山口県は27日未明、陸上自衛隊に災害派遣を要請。同日早朝から県警や消防など約120人で捜索し、重機や人力で土砂を撤去する作業を続けていた。夕方、住宅から男性を発見、救急搬送した。

 地元の柳井地区広域消防組合によると、住宅は2階建てで、1階部分に土砂が流れ込んだという。住んでいるのは家族5人で、通報した男性も住民の一人だがけがはなかった。

 現場は町役場から南東に約7・7キロ離れた、瀬戸内海と山に挟まれた地区。