【北京共同】中国の運転中の原発で、2011年の安全対策強化後も重要設備の不具合や人的ミスなどによるトラブルが続発し、異常事態に伴う計画外の原子炉停止回数が11〜24年に約130回に上ったことが29日、分かった。中国国家核安全局の報告書を基にした共同通信の分析で判明した。
同期間に原発を含む原子力施設で発生したトラブルは500件を超えていた。中国は世界でもまれに見るペースで原発の新設を進めるが、保守管理に課題があることが改めて浮き彫りになった。
中国では当局の情報統制が厳しく、原発トラブルは日本のように細かく公表されていない。
日本では11年の東京電力福島第1原発事故以前、原発は全国で54基あり、原子力規制庁によると、10年度末までの14年間の原子炉停止回数は約90回だった。
中国は福島第1原発事故を受け、原発の安全対策を強化。その後原発の新設スピードを加速させた。11年末に中国の稼働可能な原発は15基だったが、昨年末時点で59基まで急増し、発電設備容量(発電能力)は米国、フランスに続き世界3位。









