JR北海道は3日、2025年度の線区別収支を発表した。14年度分の公表開始以降、全線区で通年赤字が続いていたが、主力の札幌圏の4線区で初めて9億円の黒字を確保した。4線区のうち、新千歳空港(千歳市)や、プロ野球日本ハムの本拠地「北海道ボールパークFビレッジ」(北広島市)を通る千歳線の利用客が増えたことが要因。

 全体の営業赤字は計561億円で、12年連続。赤字幅は前年度と比べて20億円縮小した。

 単独で維持困難とする8線区ではさらに利用客が減少。赤字額が7億円拡大し、計155億円となった。物価高騰や人件費上昇に加え、豪雨で被災した宗谷線での復旧工事費に3億円を計上し、営業費用が7億円増加した。