【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のコベントリー会長(42)は、昨年6月の就任から1年が経過した。130年以上の歴史を誇る伝統組織で初の女性トップは、五輪での性別確認目的の遺伝子検査導入や、五輪出場全選手への助成金の支給など、次々と大胆な施策を打ち出した。「私たちは進化し続けなければならない」と改革路線を鮮明にしている。
6月24日にスイス・ローザンヌで行われた総会。IOCは五輪の根幹に関わる実施競技の選定や、開催地選考も見直すことを決めた。2032年ブリスベン五輪以降の実施競技は「世界的な人気度」「コストと運営などの複雑性」「普及度」の三つの基準で審査。低評価の既存種別と高評価の新種別を比較して、入れ替えを行うかどうかを判断することになった。
開催地選定では透明性や公正性を確保するため、100人超のIOC委員の関与を強める仕組みに変更。IOC元副会長の猪谷千春氏は「社会が変わる中で、こういうリーダーが必要」と新会長の手腕を称賛する。







