検察審査会の審査員を告訴した男性に、山口地検岩国支部が審査員名を記載した書面を送付して氏名が流出した問題で、地検が男性に書面の返還を要請したことが6日、関係者への取材で分かった。男性は地検に対し、応じるかどうかを明らかにしなかったという。
関係者によると、山口地検幹部が同日、男性に電話で依頼した。男性は「方向性が決まったら連絡する」との趣旨の返答をした。
書面で審査員11人の氏名を知った男性はその後、さらに全員の氏名を明記して検審に新たに審査を申し立てている。地検は既に、11人に謝罪している。
地検岩国支部が不起訴にした事案について男性が審査を申し立て、検審が「不起訴相当」と議決した。男性はこれを受け昨年6月、公務員職権乱用などの疑いで審査員11人を「容疑者不詳」としたまま刑事告訴した。岩国支部は嫌疑なしで全員を不起訴とした。
岩国支部は今年1月、「処分通知書」と「不起訴処分理由告知書」の2通を男性に送付。いずれも「被疑者」欄に11人の氏名を記載していた。







