少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は大垣西高校の秋場毅校長(57)です。西濃の進学校として知られる同校は改革に乗り出しています。▷文理混在クラス▷1年生の応用クラス廃止▷指定校推薦のある大学公開▷共通テスト全員受験の見直し-など新たな取り組みを重ねています。その狙いを聞きました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

大垣西高校=大垣市中曽根町
 大垣西高校 所在地は大垣市中曽根町。県立の全日制単位制普通科高校。1980年開校。生徒数は499人(ことし5月1日現在)。

 ―大垣西高校の特色は。

 「部活も勉強も一生懸命頑張れる学校を取り戻そう」と私は生徒たちに言っている。

 昨年度本校に着任して、勉強も部活もどちらももっとできると感じた。授業でも教員と生徒たちの距離感があると感じた。部活も、試験前や試験期間中の土日に活動していることがあって、「今は勉強を頑張る」「今は部活」というようなメリハリがなかった。

 ―まずどんな手を打ったのか。

 先生たちに「子どもたちにはまだまだ伸びしろがある」と呼びかけた。授業でも声を張って教えてくれるようになり、生徒たちもそれに応えて前のめりになってきている。

 部活動は今年から、試験期間中や準備期間中は行わないことにした。その代わり、試験日を平日に連続するようにして、土日の部活動時間を確保した。当たり前のことと言えば当たり前だが、メリハリをしっかりつけられるようにした。

 目指すのは勉強も部活も一体という意味の「文武不岐」だ。

 あきば・たけし 安八郡安八町出身、教科は数学。大垣北高校教頭、高山工業高校校長、教育総務課教育主管などを経て2025年度から現職。岐阜高校は11年勤務した。

 ―全国的に部活動は縮小傾向にあるが、「文武不岐」の狙いは。

 勉強も部活も根っこは一つ。分かれるものではなく、部活に取り組む姿勢は学びにつながるし、逆も成り立つ。...