~組織の強みや課題を可視化、データに基づく職場環境の改善で採用活動の質向上を支援~
株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:高畑正樹、東証プライム、以下「当社」)は、看護師の職場環境の診断・改善を支援する「ナース専科 職場診断」(URL:https://nurse-senka.jp/syokubashindan)を、公益社団法人 地域医療振興協会(以下「地域医療振興協会」)傘下の25病院へ一斉導入したことをお知らせします。
導入後、各医療機関において、これまで見えにくかった組織の強みや課題、効果的な採用経路がデータとして可視化され、離職防止に向けたマネジメントの改善や、より質の高い採用活動へのシフトが進んでいます。

■導入の背景
高齢化に伴い医療需要が増大する一方で、医療従事者不足は深刻な課題となっています。特に地域医療・へき地医療を支える医療機関においては、人材の確保・採用だけでなく、職場環境の改善による定着・離職防止の重要性が高まっています。
へき地を中心に全国各地で病院や診療所など84施設を運営する地域医療振興協会では、「各病院が持つ独自の魅力や強みを、求職者へ具体的にアピールしきれていない」「職場環境における現場の課題が客観的に把握できていない」といった課題を抱えていました。
現場の職員へヒアリングをして自院の魅力を抽出しようという試みもありましたが、日々の業務に追われる中でなかなか進まず、客観的なデータを用いた状況把握が急務となっていました。そこで、同規模の他医療機関と比較でき、客観的なデータやネガティブな組織課題だけではなく「自院ならではの強み」が可視化される点を評価し、看護師の定着・採用対策の優先度が高い主要な25病院に向けて、地域看護介護部(以下「本部」)が「ナース専科 職場診断」を一斉導入しました。
■ナース専科 職場診断の特徴
「ナース専科 職場診断」は、医療・介護業界に精通した当社の知見を活かし、組織の強みや課題を定量的に可視化する業界特化型の職場診断サービスです。
毎年約1万人の看護師を対象とした意識調査(※1)の結果と比較することで、看護師採用に活用するための強みや、部門単位の組織コンディションを把握することができます。加えて、定期的に実施することで組織状態の経年変化や環境改善の度合いを可視化し、比較することが可能です。
また、調査の実施から集計・分析、結果報告、現場での活用支援までを包括的に提供しており、診断結果のフィードバックに留まらず、現場の意識変革や定着率向上に向けた具体的な組織改善アクションまで伴走支援することが特徴です(※2)

__ナース専科職場診断の実施の流れ。調査の実施から集計・分析、結果報告、現場での活用支援までをワンストップで支援します
■導入後の成果や組織の変化
診断の実施により、地域医療振興協会の各病院において次のような成果や変化が見られています。
・「人間関係の良さ」など自院の強みを再発見、根拠を持った採用活動へ
「人間関係が良い」といった強みが複数の病院でデータとして可視化されました。確固たる根拠を得たことで、現場の管理者も「自院が職員から高く評価されていること」を再認識し、自信を持って自院の魅力を院内外へ発信できるようになりました。
・データに基づく多角的な採用手法の開拓による採用活動の質向上
職員の具体的な入職経路の実態が明らかになりました。これまで力を入れてきた合同説明会などの取り組みに加え、データをもとに「地元の口コミの活用強化」や「近隣の看護学校への採用アプローチ」など、各病院の特性に応じたさらなる採用経路の開拓・検討が進んでおり、採用活動全体の質向上につながっています。
・離職防止に向けた課題の発見による本部・病院間の連携強化
離職リスクにつながる課題がデータとして現れたことで、「なんとなく」の課題感が明確になり、本部から各病院、各病院の看護部長・副部長から各部門への的確なフォローアップや支援が可能となっています。

__調査結果のレポートイメージ。当社で毎年実施している約1万人の看護師意識調査に基づき、同規模医療機関と自院全体の数値を比較することで、自院の強み・課題を一目で把握することが可能です。
■職場改善ワークショップについて
職場診断の実施後、診断結果を現場での具体的な改善アクションにつなげるためのワークショップを地域医療振興協会の各医療機関向けに2026年4月下旬に開催しました。
各医療機関の課題感に合わせ、「職場満足度向上」「離職防止」「看護職員確保(広報・プレゼン資料作成)」などのテーマに分けてワークショップを実施。現場の看護部長や師長たちが主体となって、調査結果のレーダーチャートや職員のフリーコメント等を用いながら、自院の強みの発信方法や課題解決について議論を行いました。実施後の参加者アンケートでは参加者全員が「満足」「まあ満足」と回答するなど、極めて高い評価を獲得しました。
▼参加者の声(一部抜粋)
・「結果を点数だけで終わらせず、要因分析や次のアクションまで落とし込める点が非常に有意義だと感じた。ワークショップ形式で他者の視点を知ることで、自施設だけでは気づけなかった改善のヒントを得ることができたため、今後も継続的に活用出来たらよいと思っている。」
・「アンケートはとかく弱みや課題ばかりが突き付けられてネガティブなイメージに捉えがちであったが、強みを活かすと言う考え方と課題を明確化し行動につなげる上でこのような形で分析してくれていることはとてもありがたかった。」

__ワークショップ資料例。多様化する職員の価値観への理解や、現代のリーダーシップや組織マネジメントを前向きに考えるプログラムを提供しています。
■地域医療振興協会 担当者からのコメント
公益社団法人 地域医療振興協会 事務局 医療事業本部 地域看護介護部 部長 | 大海 佳子様当協会では、各病院が自組織の強みを十分に把握できず求職者へ魅力をアピールしきれていない点や、自組織の魅力を職員と共有できていないこと、定着率向上への取り組みの不明確さに課題を感じていました。今回25病院へナース専科 職場診断を導入したことで、人間関係の良さや具体的な採用経路が客観的なデータとして可視化されました。4月のワークショップ後、看護部長たちが資料を持ち帰り「うちは職員からこう言われている、ここが良いところなんだよ」と、現場の師長へ早速共有する姿が印象的でした。離職理由は給与と思われがちですが、データを取ることで本質的な課題や自院の強みが見えてきます。地域医療の維持に向け、今後も事実に基づいた環境改善と採用活動を推進してまいります。


__地域医療振興協会の皆様(写真右)と、当社「ナース専科 職場診断」担当者(写真左)
※1:当社が2021年より実施している、看護師の採用と定着をテーマとした意識調査(参照:2026年発表調査https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20260512_nurse-research/)
※2:一部オプションプランを含みます
【「公益社団法人 地域医療振興協会」について】
1986年に全国のへき地を中心とした地域保健医療の確保と質の向上を目的に設立。自治体からの委託を受け、全国各地の病院、診療所、介護福祉施設などを運営する。持続可能な地域医療の提供に向け、医師・看護師の養成や派遣、最新の医療情報の提供など、多角的な活動を通じて地域の振興に寄与している。
URL:https://www.jadecom.or.jp/
【「ナース専科 職場診断」について】
大規模な看護師調査を元にした業界特化型の設問で、組織の強みや課題を可視化し採用活動や職場改善につなげます。調査実施だけでなく分析結果の活用支援も提供可能です。
URL:https://nurse-senka.jp/syokubashindan
【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にしたサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 高畑正樹
会社設立:2003年4月
資本金:25億5,172万円(2026年3月31日現在)
従業員数:連結4,660人、単体3,214人(2026年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、サービスを展開
URL:https://www.bm-sms.co.jp/
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