岐阜新聞デジタルが、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の秋元祥治さん(岐阜市出身)とお届けするトーク番組「やっぱ岐阜やて!」。きょうは柳ケ瀬のオーダースーツ店「サツキテーラー」からお届けします。店主の水野琢朗さんは岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の若き理事長。岐阜高島屋が2024年7月に閉店するなど、柳ケ瀬は厳しい状況に違いありません。水野さん、実際どうなんですか? 「柳ケ瀬、この10年間で過去最高の出店者数です」。えええ、ホントですか!? いったい何が柳ケ瀬で起きているのでしょう。頼むで聞いたって!(岐阜新聞デジタル独自記事です)

 みずの・たくろう 多治見市出身。多治見北高校、横浜国立大経営学部卒。民間企業を経て、2016年にオーダースーツ店「サツキテーラー」を柳ケ瀬に開店。24年4月に岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の理事長に就任した。岐阜市在住。

 あきもと・しょうじ 1979年生まれ、岐阜市出身。早稲田大学政治経済学部中退。2001年にNPO法人G―net(岐阜市)を設立、地域活性化、中小企業支援に取り組む。

 カバリーニョ馬田 1975年生まれ、岐阜市出身。99年に岐阜新聞社入社。メディアラボ室長。「カバリーニョ」はポルトガル語で「子馬ちゃん」の意味。

◆毎月、出店の問い合わせ

 馬田 読者の皆様、こんにちは。そうじゃない皆様もこんにちは。岐阜新聞デジタルがお届けする「やっぱ岐阜やて!」。きょうは柳ケ瀬に来まして、ゲストをお招きしました。

 秋元 はい、というわけで、以前もご登場いただきました岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の水野琢朗理事長です。水野さん、どうですか柳ケ瀬は。

 水野 おかげさまでね、最近柳ケ瀬への注目度が非常に増しとってですね。

 秋元 いいこと悪いこと、どういう意味で今柳ケ瀬への注目が増してるんですか?

 水野 いいも悪いもどちらもです。

 秋元 あ、そうなんだ(笑)。2年前(2024年7月)に岐阜高島屋が閉店。全国でもまれな百貨店のない県になってしまった。通行量がどんどん減って、厳しいんじゃないかという声はよく耳にします。総じて今どう見てるんですか。

 水野 ほんとありがたい限りですが、高島屋が閉まって、実はですね、この10年間で過去最高の出店者数です。

 秋元 ちょっと待って待って待って待って。年間にどれぐらい新規の出店者がいるんですか。

 水野 今大体20店舗以上かな。

 秋元 今柳ケ瀬全体でそもそもお店どれぐらいあるんですか。

 水野 大体300ぐらいです。

 秋元 300あるところで年間20増えてるの? めっちゃ増えてるじゃないですか!

 水野 そうなんですよ。だから高島屋が閉まってもう40店舗以上の新規出店があって、ありがたいことに毎月のように新しく柳ケ瀬に新規出店したいんだけれど物件空いてないかっていう相談が来ているんですよ。

 秋元 ええ。

 水野 20代、30代の若い店主さんもいれば、郊外で大きくやってた方が柳ケ瀬にもう1店舗出すとか、移転してくる流れが非常に増えてきている。実は店舗の質という観点でいったら、高島屋閉まってからのほうが毎年のように良くなってきています。

◆出店増に3つの理由

 秋元 にわかに信じがたいという声が聞こえてきそうです。なんで高島屋が閉まったあと出店する人々が増えてるんですか。

 水野 理由が3つあって。1つは...