NTT西日本×西濃運輸=9回表、最後の打者を空振り三振に仕留め、拳を突き上げて叫ぶ西濃運輸の山下=東京ドーム
4回裏西濃運輸2死満塁、敵失の間に、二走原田が一気に本塁に生還し、ガッツポーズ

◆前野が最優秀賞、野崎が打撃賞
 社会人野球の第97回都市対抗大会最終日は6日、東京ドームで決勝を行い、6年連続43度目出場の西濃運輸(大垣市)は、12年連続37度目出場のNTT西日本(大阪市)に4-3で競り勝ち、初優勝した2014年以来となる2度目の優勝を果たし、黒獅子旗を獲得した。
 西濃運輸は四回、補強の大本拓海(ヤマハ)が死球、大山仁也が安打で出塁し、1死一、三塁で、主将の城野達哉の右前適時打で先制。続く好機で、原田大輔の押し出し死球で加点。さらに小中健蔵の二ゴロが敵失を誘い、二走原田が激走で一気に生還し、この回一挙4得点を奪った。先発摺石達哉は6回⅔を2失点と粘投。九回表にソロ本塁打を浴び、なおも1死二塁となったピンチでは、12年前の優勝を知るベテラン右腕山下大輝が好救援し、リードを守り切った。
 試合後に各賞が発表され、最優秀選手に贈られる橋戸賞には、今大会3本塁打、10打点を挙げた西濃運輸の補強選手・前野幹博(ヤマハ)が初受賞。敢闘賞に当たる久慈賞には、浜崎浩大(NTT西日本)が選ばれた。そのほか西濃運輸勢では、打撃賞に4番の野崎大地が選出された。

【西濃運輸4―3NTT西日本】
 攻守がかみ合った西濃運輸が、12年ぶりに黒獅子旗を獲得した。四回、大本の死球から大山が安打でつなぎ、城野の適時打で先制。さらに原田の押し出し死球、小中の敵失を誘う一打などで3点を加えた。投げては先発摺石が安定した投球で流れをつかみ、川井、水野、山下のリレーで逃げ切った。

▽決勝
NTT西日本(大阪市)
 000000201=3
 00040000×=4
西濃運輸(大垣市)

[本塁打]辻本(T)1号①

◆自分のことのよう
 中日・吉田聖弥投手(西濃運輸OB)「2024年まで一緒に戦っていたので、自分のことのようにうれしく思う。僕自身もプロの世界でより一層頑張らなければいけないと強い刺激をいただいた」

◆13年目山下ピンチ三振締め 先発摺石、役目果たす 佐伯監督「よくやった」
 最後の打者のバットが空を切り、ミットにボールが収まっていることを確認すると、黄色一色の一塁側から「うわぁ」と歓喜の声が湧き起こった。九回、ソロ本塁打を浴びてなおも1死二塁。一打同点のピンチ...