10日に競技が始まった愛知・名古屋アジア大会のバスケットボール男子で、若手主体の日本代表を率いる吉本泰輔監督(45)は、長年、米プロNBAで映像分析担当やコーチとして経験を積んできた。10月開幕のNBAの新シーズンでは、スーパースターのレブロン・ジェームズが加わったセブンティシクサーズ(76ers)の指導陣の一員となる。主要国際大会で初めて母国の指揮を任され「本当に誇らしい」と胸を高鳴らせている。
大阪府出身で、大商学園高卒業後「選手として一度、チャレンジしてみたかった」と渡米。短大や大学でのプレーを経て指導者を志した。NBAでは2011年に移ったブルズで転機が訪れた。名将トム・シボドー監督に映像分析担当として力量を認められ、同氏がチームを変わるごとに呼び寄せられた。
ニックス時代には、若手の登竜門であるサマーリーグで日本人初の監督を務めた。シボドー氏の教えである「選手には真実を伝える」を大切にする。アジア大会に向けたチームでも「本当の関係を築くには、話し合うことが必要」とメンバーと真摯に向き合う。







