塩城は豊かな観光資源と生態系の強みを生かし、ゼロカーボン産業のモデルを構築

 

AsiaNet 201798(0157)

 

【塩城(中国)2026年9月15日新華社=共同通信JBN】2026年Jiangsu Tour for Multinational Corporations - Conference on International Exchange of Yancheng Zero-Carbon Industrial Parks(多国籍企業江蘇ツアー・塩城ゼロカーボン産業パーク国際交流会議)が9月11日から12日にかけて塩城市で開催されました。同ツアーにはFortune Global 500企業の代表者、そして黄海沿岸で事業を展開する20以上の国・地域の多国籍企業の代表者が参加しました。

 

塩城は長年、世界自然遺産である塩城黄海湿地と、国際湿地都市としての認定という2つの際立った象徴で世界に知られてきました。今回、世界中の企業をこの沿岸都市に引き付けているのは、第3の象徴であるグリーン電力です。

 

中国の「洋上風力発電の第1の都市」である塩城は、新エネルギーの設備容量において国内有数の都市であり、さらにはグリーン電力の効率的な活用においても最前線を走っています。ここでは、国内初となる物理的に追跡可能なグリーン電力の直接供給アプリケーションが稼働しており、グリーン電力の1キロワット時ごとに、特定の風力発電所と時間帯までさかのぼって追跡することができます。また、塩城は沿岸部におけるゼロカーボン産業パークの建設基準を国内で初めて策定したほか、Dafeng Port Zero-Carbon Industrial Park(大豊港ゼロカーボン産業パーク)は、国家級ゼロカーボン産業パークの第1グループの1つに選ばれました。

 

在上海米国商工会議所のRen Hong副会頭は「塩城は単に『ゼロカーボン』という概念を掲げているだけでなく、それを基盤に実際の産業を構築しています」と述べました。

 

塩城は、こうしたビジョンを明確な産業の道筋へと具体化しつつあります。すなわち、輸出志向の製造業向けにグリーン電力の直接供給拠点を整備し、製品に海外市場向けの「グリーンパスポート」を付与することや、風力発電や太陽光発電を輸送可能な燃料へと転換するグリーン水素、アンモニア、メタノールの開発、そしてデータセンターでのクリーン電力の利用を促すグリーンコンピューティングの推進などが挙げられます。

 

CP Group Industrial CapitalのGu Xufeng共同ゼネラルマネジャーは「グリーンメタノールは単なる化学製品ではなく、グリーン電力を液体化したものです」と述べました。塩城のゼロカーボン産業でパークでは上流・下流の企業が同一施設内で操業し、隣接する建物同士が同じ産業チェーン内で連携するなど、すでにクラスター効果が形になりつつあります。

 

ソース:Conference on International Exchange of Yancheng Zero-Carbon Industrial Parks