静岡地裁

 静岡市駿河区の公民館で自治会顧問の男性=当時(78)=をサバイバルナイフで刺殺したとして、殺人罪などに問われた澳塩孝之被告(55)の裁判員裁判で、静岡地裁は17日、拘禁刑16年(求刑同18年)の判決を言い渡した。

 判決によると、昨年8月2日、公民館2階大ホールで、自治会顧問の石上義之さんの背部をサバイバルナイフで4回突き刺し、失血死させた。

 丹羽芳徳裁判長は判決理由で、被告は地域の関わりの中で被害者に恨みを募らせたと指摘。殺傷能力が高い凶器を使い、「執拗で危険だった」と非難した。弁護側は攻撃的になりやすい被告の性格傾向が事件に影響したと主張していたが、自身の意思で犯行に及んだとして退けた。