堤防が決壊し冠水した千葉県・印旛沼の近くの太陽光発電施設から上がる煙=24日午前11時、成田市(共同通信社ヘリから)
 千葉県のJR内房線姉ケ崎―長浦間で起きた土砂崩れ=24日午前10時20分(共同通信社ヘリから)

 台風25号の影響で記録的な大雨が降った千葉県と神奈川県では、24日も消防などが土砂崩れに巻き込まれたとみられる行方不明者の捜索を続けた。新たに神奈川県横須賀市で70代の沼田明美さんが見つかり、死亡が確認された。死者は千葉で7人、神奈川で4人の計11人となり、行方不明者は3人。鉄道の乱れはシルバーウイーク明けの通勤客らを直撃した。

 堤防が2カ所で決壊した千葉県の印旛沼周辺は前日より水位が下がったものの、住宅地や田んぼの冠水が続いた。道路には「通行止め」の看板も立てられ、住民らが広がる水を見つめていた。

 近くの会社員染谷博之さん(61)は避難先から24日午後、自宅の様子を確認しに戻った。畳が浮き上がり、ポリタンクが散乱。高さ1メートルほどまで浸水した跡が残っており「水際にある家なのでいずれは来るかもしれないと思っていたがここまでとは」と悔しがった。

 冠水地域にある太陽光発電施設では24日午前、複数のソーラーパネルから火や煙が出た。火は自然に消えてけが人はいなかった。