北海道が6日公表した道内の秋サケの漁獲数は、9月末時点の速報値で前年同期比34・1%減の約210万匹だった。道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場によると、減少は4年連続で、比較可能な1989年以降で最も少なかった。温暖化などの影響による近海の水温上昇が原因の一つだという。

 日本の川で生まれたサケは海に出て沖合で3年ほど過ごし、日本沿岸部に戻る。試験場は水温の上昇で餌となるプランクトンが減少し、稚魚が十分に成長できなかったとみている。

 漁獲金額は前年同期比10・9%減の約102億円だった。漁の最盛期は9月下旬〜10月上旬とされるが、試験場の担当者は「平年より早く回帰しており、今後の動向は不透明」と話した。