熊本地震で約2カ月半に及んだ運転見合わせが10日、ようやく解消された。通勤・通学の足としてJR鹿児島線を使っていた人々は、代行バスや振り替え輸送の新幹線の利用を強いられ、所要時間が倍増した例も。復旧に安堵の声が聞かれた。
8日午後、新八代駅では代行バス待ちの列ができ、宇土駅では列車を降りた人が次々とバスに乗り込んだ。
熊本市の高校に通う宇城市の中村凱さん(15)は、片道30分ほどの通学時間が1時間以上に。「寝る時間が減って授業に集中できないこともある。頭痛や風邪気味になった」。宇城市の会社員岩村強さん(56)も「朝は5時起きになり大変だった。帰りはスーパーに寄れなかった」とこぼす。
八代市の八代白百合学園高では9月1日〜中旬、バスの本数が限られ、下校時刻後も生徒を校内に待機させた。宮嶋久美子校長は「ようやく通常に戻れることに感謝している」と話した。
10日朝、八代駅には多くの利用者の姿があった。高校1年古川陽毬さん(16)は「これからは時間を気にせず、思い切り部活に参加できる」と声を弾ませた。







