岐阜新聞社は10月25日(日)、今年で築城500年を迎える国史跡「苗木城跡」(中津川市苗木)で、テノール歌手の笛田博昭さんによるオペラコンサート「苗木城築城500年記念 特別列車で行く笛田博昭オペラコンサートin苗木城」を開催する。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」◆「日本屈指のプリモテノール」笛田博昭さん公演
苗木城跡は、天然の巨岩を取り込んだ独特の石垣と、眼下に木曽川を望む雄大な眺望で知られる。秋空の下、歴史的な節目を迎えた城跡を舞台に、本格的な声楽を楽しんでもらおうと企画した。
出演する笛田さんは国際的なコンクールで高い評価を受けるなど、国内外で幅広く活躍中のテノール歌手。豊かでドラマティックな声と、日本人離れしたスタイリッシュな歌唱フォームで知られ「日本屈指のプリモテノール」との呼び声も高い。
移動はJR岐阜駅からJR中津川駅まで特別列車を運行。車内では、県内産の食材を使った弁当や、若手落語家桂蝶の治さんによる小噺も楽しめる。列車の旅から始まり、雄大な景色を眺めながら歌声を楽しむ、秋の一日を満喫できるツアーとなっている。
また、当日は中津川市内で菓子まつりも開かれ、JR中津川駅から臨時バスが運行される。
◆笛田博昭さん 国内外で活躍
笛田博昭(ふえだ・ひろあき)
名古屋芸術大学音楽学部声楽科首席卒業。同大学院修了。第37回イタリア声楽コンコルソ・イタリア大使杯受賞。第9回マダム・バタフライ世界コンクール及び第50回日伊声楽コンコルソ第1位。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
2012年フェッラーラ国際コンクール第1位、その際にフェッラーラ歌劇場にて『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ役でイタリアデビューを果たす。2017年よりNHKニューイヤーオペラコンサートに出演。NHKクラシック音楽サイト「ららら♪クラブ」のファン投票“あなたの好きな日本人オペラ歌手”第1位を獲得。
◆木曽川一望、最高の「ステージ」 コンサート会場の苗木城跡
苗木城跡は中津川市内を東西に流れる木曽川の右岸に一段と高くそびえる山にある。木曽川から山頂の天守跡までは標高差約170メートル。急峻な地形を活かして築かれた山城となっている。
苗木城の城主の遠山氏は戦乱の時代から明治維新まで苗木領を治めた。現在は天守跡に展望台が設けられ、恵那山や木曽川をはじめ中津川市街を360度見渡すことができ、美しい景色が見ものとなっている。
苗木城は苗木遠山氏により戦国時代(1526年ごろ)に築城された。遠山氏は織田氏・武田氏と縁戚関係を結び勢力を広げたが、本能寺の変の後、森氏に城を追われた。その後徳川氏に身を寄せ、関ケ原の戦い前に家康の指示で苗木城を取り戻した。この功績により、苗木領1万521石の大名となり、以降明治4年(1871年)の廃城に至るまでの約270年間12代にわたって城を治めた。
昭和56年(1981年)に貴重な近世城郭であるとして「国史跡」に指定され、平成29年(2017年)には「続日本100名城」に認定された。
(出典:中津川市発行「国指定史跡 苗木城跡案内ガイド」)
◆桂蝶の治さん小噺会も 特別列車 キハ75形車両で中津川駅へ
現地へは、JR岐阜駅からJR中津川駅まで特別列車「苗木城築城500年記念列車」(キハ75形)で向かう。列車は高山本線、太多線を経由し、気動車の運行が珍しい中央本線を進む。JR多治見駅-JR中津川駅間を同形車両が乗客を乗せて走行するのは史上初で、貴重な機会となっている。途中、一部の駅に停車し車両の撮影タイムも設ける。
車内では、岐阜新聞で小噺「暮らしの手蝶」を連載する新鋭若手落語家・桂蝶の治さんによる車内小噺会を開催。列車に揺られながら、プロの話芸を楽しむことができる。
また、昼食は岐阜市内の人気カフェ「ディ・コルトゥーラ」が飛騨牛などの県産品をふんだんに使って手掛けた「おとな様ランチ弁当」を車内で提供。「飛騨牛ハンバーグの飛騨牛カレーソースがけ」など岐阜ならではの絶品グルメを味わえる。



















