岐阜新聞社と岐阜女子大(岐阜市太郎丸)は、太平洋戦争下の岐阜空襲関連記事のデジタルアーカイブ構築へ向け連携事業を行う。過去に掲載された岐阜新聞の記事を、若い世代の視点を取り入れながら選定・分類。戦禍の記憶を未来に継承する地域資源となる「岐阜空襲 特設サイト」の作成を目指す。
岐阜新聞ではこれまでに、戦争を経験した世代から多くの体験や記憶を聞き取り、紙面で掲載してきた。連携事業では、同大デジタルアーカイブ専攻の授業を通して、学生が岐阜空襲に関連する約300の記事からサイトに載せる「証言」を選別。メタデータを付けてさまざまな場面で活用できるようにするほか、タイトルや紹介文などを考える。記事に触れながら、学生に平和や戦争について理解を深める機会にもしてもらう。
授業を担当する同大の林知代講師は「新聞記事のデジタルアーカイブは、報道のプロである記者の皆さんが制作された秀逸なデータの集積。学生たちが複数の記事を比較・分析することで、戦争の実態や報道の変化を多角的に捉え、平和について考えてほしい」と強調。岐阜新聞社の鷲見進統合編集局長は「80年前の戦禍を伝える貴重な証言を、永続的にアクセス可能な形で保存、継承し平和構築に貢献したい。若い世代の感性に期待している」と語る。
空襲翌日の紙面、学生が議論 記者が講義、連携事業始動
岐阜新聞社と岐阜女子大の連携事業を受け、デジタルアーカイブ専攻の1、2年生を対象とした授業が14日、同大であり、戦争の記録のデジタル化事業が本格的に始まった。
この日は、岐阜新聞社生活文化部の田代理加記者が...










