集会で演説する立候補予定者=18日午後2時7分、安八郡神戸町内

 参院選の公示(22日)前最後の週末となった18日、岐阜選挙区(改選数1)に出馬を予定する5人は会合や集会で演説するなど精力的に活動した。新型コロナウイルスの感染が落ち着きを見せ、社会経済活動の回復が求められる一方、ウクライナ危機などに伴う物価高・燃料費高が家計を襲う中で行われる政治決戦。立候補予定者に、参院選にどんな意味を持たせて戦おうとしているのかを聞いた。

 「新型コロナもウクライナ危機も世界中が苦しんでいる。日本としての答えを見つけ、形にしていくのが政治。どの政党が担うのがいいかが問われる選挙」と語るのは、自民現職で国土交通副大臣の渡辺猛之氏(54)。「難しいかじ取りが求められているからこそ責任ある政治をしなければいけない」と自公の与党への支持を訴え、この日は岐阜市や中津川市、加茂郡で開かれた会合を巡った。

 国民民主新人でフリーアナウンサーの丹野みどり氏(48)は岐阜市などで支援団体へのあいさつ回りや講演に奔走した。「日本で26年間、給料が上がっていないということが最大の課題だ」と強調。党としても賃金の引き上げを公約に掲げており、「少子化も格差も教育の問題でも、根幹にはやはり賃金がある。足元の暮らしやお金にケアをしつつも、給料の上がる政治を目指していく」と訴える。

 共産新人で党西濃地区委員会常任委員の三尾圭司氏(45)は「戦後77年間、日本が戦争に巻き込まれぬよう守ってきた憲法を維持するか、改正し戦争できる国へ突き進むかが問われる選挙」と力説。この日は大垣市、安八郡神戸町、不破郡垂井町の集会で演説した。「子どもらを戦争へ行かせる国にしてはいけない。防衛費増額はとんでもない。予算は社会保障、子育て支援へ向けるべき」とした。

 NHK党新人で参院議員秘書の坂本雅彦氏(50)は党の方針である放送法改正に加え、「大きな財政出動をして経済の成長を促すべき」と主張している。この日は都内の党関連施設で政見放送と選挙公報のデータを手に入れるなど着々と選挙への準備を進めた。

 諸派新人で政治団体「参政党」岐阜選挙区支部長の広江めぐみ氏(43)は「戦後70年余りで失った日本の大和魂を取り戻し、日本人の日本人による日本人のための政治へと立て直す世直しの選挙」と位置付ける。この日は交流サイト(SNS)を更新するなどして活動した。