日本ケーブルテレビ大賞番組アワードで入賞を果たした河合真司さん(左)と黒木幹大さん=大垣市中野町、大垣ケーブルテレビ
新人賞部門で入賞した「SKE48のタクシーグルメ」のワンシーン(大垣ケーブルテレビ提供)
コンペティション部門で入賞したドキュメンタリー「からくり人形師」のワンシーン(大垣ケーブルテレビ提供)

 大垣ケーブルテレビ(岐阜県大垣市中野町)が制作した番組が、日本ケーブルテレビ連盟の「第47回日本ケーブルテレビ大賞番組アワード」で入賞を果たした。地元の人形職人の技と姿に迫ったドキュメンタリーと、地域グルメを紹介するバラエティーの2番組で、同局では3年ぶりの入賞。制作スタッフは「これからも地域の姿を伝えていきたい」と意気込んでいる。

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 全国のケーブルテレビ事業者が地元を取り上げ独自制作した番組を審査、表彰するコンテストで、今回は180作品が寄せられた。同局からはバラエティー「SKE48のタクシーグルメ」が新人賞部門、ドキュメンタリー「からくり人形師」が映像表現を中心に審査するコンペティション部門で入賞した。

 「タクシーグルメ」は、大垣を知り尽くしたタクシー運転手の奥田司信(しのぶ)さん(64)が、SKE48のメンバーと地元にある店やグルメの魅力を探る内容。ベテランのタクシー運転手の視点から地元を掘り起こすという構成や編集技術などが評価された。

 「からくり人形師」は昨年91歳で亡くなった人形師後藤大秀さん=同市若森町=の仕事を追ったドキュメントで、同市十六町に伝わるからくり人形を修復する姿を約1年間取材した。長年の経験や技を手先に込める職人の姿を捉え、後藤さんの最後の仕事を記録した内容が評価を得た。

 「タクシーグルメ」を制作したのは同社番組制作課の河合真司さん(31)、「からくり人形師」を手掛けたのは同課の黒木幹大さん(39)。2人とも同アワードは初の入賞で「出演者や取材に応じてくれたたくさんの人たちのおかげで、感謝したい」と話す。

 河合さんは「奥田さんの優しさや気配りがあってこその番組。これからも、多くの視聴者に笑いながら楽しんでもらえる番組を作りたい」と意気込む。黒木さんも「おごらず、飾らない職人の姿を表現できたと思う」と番組を振り返り、「テレビだからこそ伝えられる姿を追い求めていきたい」と今後への思いを語っていた。