岐阜市茜部新所の市中央卸売市場で5日、新年の売買が始まった。水産物部は新型コロナウイルスの感染拡大の余波でマグロの入荷が減り、価格も下がるなど寂しい初競りになった。
マグロの入荷は30匹で、昨年より12匹減。卸売会社岐阜魚介の武藤康裕さん(43)は「(マグロなどの)太物はインドネシアなどからの輸入が主だが、飛行機が飛ばないので入荷がない。新年宴会の需要もなく、もろにコロナの影響を受けている」と嘆いた。
午前5時に始まった初競りでは、仲卸業者ら十数人を前に威勢のいい競り声が響いた。最高値は千葉県産メバチマグロの1キロ当たり3780円で、前年より540円安。競り落とした丸井井深商店の松野貴紀さん(38)は「コロナで飲食業は大変。少しでも頑張ってもらえるよう、いい魚を取っていきたい」と話した。
この日の総入荷量は水産物が63・9トン(前年比26%減)、青果が1075・6トン(同3%減)で、同市場はコロナによる需要減や雪の影響とみている。
同市場は、長住町と元町から移転して今年7月で50年。初競りを前に柴橋正直市長は「新しい年も皆さんと市民の食の安全を守っていきたい」とあいさつした。










