岐阜県内で新たに過去最多の2594人の新型コロナウイルスの新規感染者が確認された20日、古田肇知事は会見を行い、「感染者のうちBA・5系統と思われるのは49%程度で、半分が置き換わったところ。まだ残り半分あり、さらに大きな波になる恐れがある」と今後の感染増に危機感を表した。その上で「いろいろな指標を見ながら専門家会議を改めて開催し、さらなる強化策について議論することも重要だと思っている」との考えを示した。

 

 古田知事は「過去の最多は1234人(今年2月15日)。一挙に最多を超えて急速に増えた。天井知らずのまっただ中」と厳しい感染状況について報告し、42市町村のうち、加茂郡東白川村を除く41市町村で感染者がいる全面的な感染状況だと説明した。

 ワクチン接種の状況では、「3回目の接種率は岐阜県は全国平均よりは上にあるが、30代、40代で比べると平均。10代は16位、20代は18位」と世代によっては接種率が伸び悩んでいると説明し、「まだまだ加速させていく必要がある」とワクチン接種を進めていく考えを示した。

 またコロナの感染拡大により一般医療にも影響が出るリスクを警戒。「医療従事者の感染による欠勤者の増加や病院内の入院患者の感染拡大で、一般医療に影響が起きる。職員、入院患者に感染が起きたことで、把握しているだけで県内三つの病院で受け入れを停止している」と明かし、「年明けに第6波で救急車の受け入れ停止が広がった。6波をはるかに越えるスピードで感染者が増えてきているので、注視していく」と述べた。