半世紀以上のさびや汚れを磨き落とし、再デビューした鵜像=岐阜市長良、長良川うかいミュージアム
柴橋正直市長(右)らが除幕した鵜像=岐阜市長良、長良川うかいミュージアム

 岐阜市役所旧本庁舎(同市今沢町)のシンボルとして長年親しまれてきた鵜の銅像が、観光客らに鵜飼文化を伝える長良川うかいミュージアム(同市長良)に移設された。除幕式が3日、現地であり、半世紀以上にわたって長良川鵜飼をPRし続けた像が、新たな地で再デビューを飾った。

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 式には柴橋正直市長や鵜匠らが出席、ミュージアムの開館10周年に合わせて実施した。柴橋市長は「市民から鵜(像)はどこに行くのかとよく質問されたが、ようやくこの日を迎えることができた」とあいさつ。林芳枝館長は「新しい仲間として共に多くの客を迎えたい」と述べた。

 鵜像は旧本庁舎前の噴水に、1966年2月の開庁に合わせて設置された。高さ1メートル、幅1・6メートルで、大きく羽を広げている。千葉県の彫刻家、大須賀力(おおすかつとむ)さん(1906~2009年)が制作した。東京美術学校(現・東京芸術大)時代の同級生だった市出身の日本画家・加藤栄三さん(1906~72年)が、市に大須賀さんを紹介したという。

 移設を前に、市の彫刻家衣笠文彦さんらが、鵜像の縮小版が展示されている加藤栄三・東一記念美術館(同市大宮町)で像の本来の色を確認した上で、56年間雨ざらしだったため付着したさびや汚れを磨き落とした。

 式の後、家族連れらが早速、鵜像とともに記念撮影する姿が見られた。