第104回全国高校野球選手権大会の運営委員会は6日、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの改定を発表した。複数の陽性者が出て集団感染と認められた県岐阜商業高の開会式欠席に伴う5日のオンライン記者会見で大会本部は「(試合について)何とか出場の道を探れないか検討する」と述べていた。改定で、集団感染と判断されたチームの登録選手全員が試合前72時間以内に陰性が確認された場合、試合に出場できるとした。

 該当チームの感染拡大に歯止めがかかり、感染拡大防止措置が講じられていると認められた場合、登録選手の入れ替えも可能とする。

 改定前は、緊急対策本部が集団感染と判断した場合、試合日程の変更で対応できるケースは、当該試合の日程を変更することもあるとしていた。

 ガイドラインの改定を受け、出場の見込みが出てきた県岐阜商の鍛治舎巧監督と伊藤颯希主将が同日、オンラインで取材に応じ、鍛治舎監督は「大会冒頭から集団感染を出してしまい、大変申し訳ない。異例の対応をしていただき、感謝申し上げる」と話した。

 現在18人のメンバーの内8人、メンバー外6人が陽性判定を受け、数人の選手が自宅で療養しているという。伊藤主将は「甲子園で(野球を)やらせていただけるのは本当にありがたいことだと思うし、どんな結果になるか分からないが、精いっぱい甲子園で暴れたい」と力強く語った。

 今後は改定されたガイドラインの基準に沿って出場の可否を判断する。県岐阜商は大会第4日の9日、第4試合で社(兵庫)と対戦を予定している。