岐阜県と岐阜市は16日、新たに18市町で計56人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者は、前日までの一週間平均で23・4人だったが、ほぼ倍に跳ね上がった。50人を超えるのは2月3日以来、72日ぶり。感染者数は累計5180人となった。

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 県健康福祉部の堀裕行部長は記者会見で「感染の(さらなる)急拡大や、病床が急に逼迫(ひっぱく)する事態を懸念している」との警戒感を示した。週明けにも医療関係者との調整会議を開き、病床確保の状況などを確認する。

 新規56人のうち、感染経路不明は16人。40人はいずれも感染者の接触者だった。新たに確認したクラスター(感染者集団)は1件、拡大したクラスターは3件で、クラスター関連の新規感染者は22人だった。

 揖斐郡揖斐川町では、全員が外国籍の10人のクラスターが新たに確認された。職場が同じ人らが同居する二つのグループの11人が1人の自宅に集まり、会食をしていたという。残る1人も検査している。

 可児郡御嵩町の教会で開かれたキリスト教の復活祭(イースター)を巡って拡大している変異株クラスターは、感染者の家族からさらに別の家族などにも拡大した。感染者は全員が外国籍で、9人増えて34人となった。

 美濃加茂市の職場を巡る変異株クラスターは、中津川市の職場でも拡大。感染者は全員が外国籍で、1人増えて7人となった。土岐市などの家族を巡るクラスターは、2人増えて8人となった。

 変異株の新たな陽性者は2人確認され、計101人となった。変異株陽性者は接触歴などから34グループとなった。

 一方、関市や各務原市の家族を巡る11人のクラスターは、新たな感染者が2週間確認されず、終息した。