一連の不祥事に関し謝罪する(左から)平井克昭管理者代行、管理者の古田聖人笠松町長、副管理者の小島英雄岐南町長=21日午後7時1分、羽島郡笠松町常盤町、笠松中央公民館

 笠松競馬場(羽島郡笠松町)の騎手や調教師らが禁止されている馬券購入をしていた問題で、県地方競馬組合は21日、同町常盤町の笠松中央公民館で会見を開き、対象者の処分や再発防止策などを発表した。馬券を購入したとして県警が競馬法違反で書類送検し、罰金の略式命令を受けた元調教師(37)と元騎手(39)、元騎手(35)、元騎手(37)の4人は、最も重い「競馬関与禁止」となった。

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 処分を受けたのは、4人を含む騎手、調教師ら計30人、組合の管理者と職員が計21人。いずれも21日付。

 関与禁止の4人は競馬場への入場を含め、競馬への関与が一切できなくなる。馬券購入や、元調教師ら不正の中心となった4人に馬の調子などの情報を提供して金品をもらうなどしていた騎手と調教師計8人は、6カ月~5年間の関与を禁じられる「競馬関与停止」となった。

 地方競馬全国協会によると、関与停止などを受けた騎手、調教師は競馬法により、騎手免許、調教師免許が取り消される。

 この他、女性厩務(きゅうむ)員らにセクハラ行為を繰り返していた調教師1人を調教停止90日などの処分に、馬券を購入していた騎手に対する指揮監督の不十分などで調教師9人を戒告・賞典停止とした。

 組合管理者だった古田聖人町長と前笠松町長を減給10分の1、3カ月相当の処分としたほか、組合構成団体の長である古田肇県知事も減給10分の1、3カ月相当とした。

 一方、組合は21日、情報提供の見返りに金品を受け取ったとして、時効が成立していない競馬関与停止の騎手2人を競馬法違反(収賄)で岐阜羽島署に刑事告発した。

 再発防止策として、笠松競馬の新たな管理者に河合孝憲副知事を充て、古田町長は副管理者とした。組合内に公正性確保を担当する課を設けるほか、外部の弁護士や有識者の計6人で構成する「運営監視委員会」を新設し、組合の指導、提言を行う。

 さらにレース前に騎手が寝泊まりする「調整ルーム」が馬券購入の情報提供の場になったことから、監視カメラを増設。携帯電話の持ち込み禁止を徹底するため、レース前日のみ実施していた金属探知機による手荷物検査を入室のたび実施するなど監視を強化する。