県の非常事態宣言を受け、夜の休業を決めたカラオケ喫茶=23日午後4時8分、岐阜市平和通、歌手宮

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、岐阜県が岐阜市など9市の飲食店や遊興施設に営業時間の短縮などを要請する独自の非常事態宣言を発表した23日、岐阜市内では期間中の夜の休業を決めるカラオケ喫茶があったほか、ゴールデンウイーク中にイベントを予定していた商業施設なども対応に追われた。

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 県は26日から5月11日までの間、対象地域の飲食店やバー、カラオケボックスなどの遊興施設に対して、午前5時から午後8時までに営業時間を短縮するよう要請した。

 「仕方のないことだが、またか、という感じ」。4度目の宣言を受け、同市平和通のカラオケ喫茶「歌手宮(うたってみや)」のオーナー牧野礼子さん(55)はため息をつく。

 前回の宣言時と同様、夜の営業を休むことを決めた。午後1時からの営業で夕方には休憩をとるため、県の要請に従うと夜は1時間しか営業できないからだ。「カラオケ喫茶は普通の喫茶店と違い、飲み物1杯で4、5時間過ごす客も多い。酒の提供が売り上げを下支えしているため、休業の影響は大きい」と話す。

 高齢者の憩いの場でもあるカラオケ喫茶。他県ではクラスターが発生したこともあり、感染対策は徹底している。しかし常連客も慎重になっており、「家族から止められるそうで、来る回数も減っている」という。「ワクチンの接種も始まったし、今回の宣言が最後になってほしい」と願った。

 県は大規模小売店・商業施設に対しても、イベント自粛やバーゲンセールでの入場制限、午後8時までの時短営業を要請する。

 マーサ21(同市正木中)では期間中、eスポーツや鉄道模型などのイベントを予定するが、情報が届いておらず、担当者は「要請を見た上で必要な対応を検討する」と話す。

 岐阜高島屋(同市日ノ出町)では、バーゲンセールを行うが入場制限ができる態勢を取る。映画館のシネックス(同)は、午後8時までに上映を終了し、入場者を定員の半分とするなどの対策を継続する。