岐阜県と岐阜市は27日、県内で26日に653人の新型コロナウイルス感染を確認した、と発表した。ただ、県健康福祉部は「全数把握の簡略化」が全国一律で始まった影響で複数の医療機関からの報告に漏れがあったことを明かし、「県内では千人を超える規模で感染者が出ていたとみられる」との見方を示した。
全数把握の簡略化では、医療機関から保健所への提出が義務付けられている感染者の発生届を、高齢者ら重症化リスクの高い人に絞った。それ以外の約8割に当たる感染者については、発生届の代わりに医療機関が年代と人数だけを保健所に報告することになった。新たに加わった報告事項についての周知が足りず、報告を失念する医療機関が多かったとみられる。28日以降に報告させるという。
これとは別に県は、発生届を提出しない感染者についても、医療機関に氏名や在住市町村などを保健所へ情報提供するよう求めている。発生届と情報提供の数が計約1100人分あったことから、同部は千人を超える新規陽性者があったと判断した。この情報提供によると、新規陽性者は41市町村で確認された。
累計感染者数は、過去に県外自治体の検査で陽性確認された県内在住者3192人も足し合わせて算出する国の方針に県が合わせて発表したため、29万1518人となった。
死亡者の発表は13日ぶりになかった。重症者は11日連続でゼロのまま。26日時点の病床使用率は20・7%で、宿泊療養施設の入所者は185人。新たに公表したクラスター(感染者集団)は2件で、いずれも高齢者福祉施設だった。
【おことわり】県内の新型コロナウイルス感染者の表は、全数把握の簡略化により表記を変更します。感染者数は前日午前0時から当日午前0時まで、死亡者数は公表までに判明した数となります。
市町村別の感染者数は県から発表されますが、新規感染者数に県外在住者が含まれているほか、集計するタイミングの違いから、新規感染者数の合計とは合いません。自宅療養者数など一部項目は県からの発表がなくなるため削除します。













