刃物のまちとして知られる岐阜県関市に3月にオープンした複合施設「せきてらす」。刃物直売所や観光案内所のほか、貸し工房などの体験設備を備え、関の観光や刃物文化に気軽に触れることができる。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」建物は横長の平屋で、刃物をイメージした軒のデザインが特徴的。カフェスペース併設の観光案内所は、市内の観光情報や旬なスポットを紹介している。一角には市内の企業が手掛ける雑貨に加え、上之保ゆずを使った加工品や地元の関牛乳を使った菓子など、ご当地の土産品も並ぶ。
オープンスペースとして開放している多目的ホール「じゆうなひろま」は、一般利用者に貸し出しており、会議や発表会にも利用できる。刃物工房「てつくりば」やキッチン設備「つなぐすいじば」も貸し出し可能で、企業や団体が刃物を使った料理教室やクラフト体験といったイベントを定期的に開催している。
建物の半分近くを占めるのが、近くから移転した直売所の岐阜関刃物会館。包丁やナイフをはじめ、爪切りやハサミ、キッチン用品、園芸用品まで約2千種類の刃物を展示販売している。
ひときわ目を引くのが、ショーケースに収まる約380種の包丁。出刃や三徳といった用途ごとに商品が並ぶ。1万~1万5千円の価格帯が中心で、料理人が求める本格的な鋼の逸品から手入れの簡単なステンレス製まで豊富にそろえる。
アウトドアブームで人気のナイフのコーナーも充実している。鞘(さや)のあるシースナイフや折りたたみできるフォールディングナイフなどさまざまな商品を取り扱う。
建設前の敷地内の地下からは室町時代の鍛冶作業の遺跡が発見されており、建物内2カ所のガラス張りの床から一部を見ることができる。また屋外には、刀をモチーフにしたモニュメント「関伝乱舞」があり、刀が宙を舞うような様子を表現している。
周辺には、関鍛冶伝承館やフェザーミュージアムなど刃物の歴史や文化を学べる文化施設が点在する。せきてらすを拠点に、刃物のまちを散策するのも楽しい。
【案内】
せきてらす 住所=関市平和通4の12の1。交通=長良川鉄道刃物会館前駅下車徒歩3分、東海北陸自動車道関インターチェンジから車で15分。入館=無料(体験イベントなど料金が別途必要な場合もある)。開館時間=午前9時~午後5時。休館=火曜日、祝日の翌日(土、日曜日、祝日を除く)、年末年始。問い合わせ=電話0575(23)1670。













