岐阜市は20日、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種を7月末までに完了するため、かかりつけ医などの個別接種で診療時間外や休日に接種した場合には、国が医療機関に支払う1回の接種費用に2千円を上乗せするなどの対策を発表した。

 高齢者施設の入所者を除く市内の高齢者数は約11万4500人。市は集団接種と個別接種の人数の割合を集団1割、個別9割と見込んでおり、個別接種のスピードを早めるために医療従事者を支援する。

 現行のワクチン接種1回当たりの対価は2277円となっている。国は時間外は3080円、休日は4620円にそれぞれ増額する方針を示している。2千円はこれに上乗せとなり、予算は県と市で2分の1ずつ負担する。

 集団接種の対策は、時間外や休日に自施設を集団接種の会場として提供した医療機関に対し、1日20万円を支給。予算は県と市で2分の1ずつ負担する。また小中学校の体育館で7月から予定していた接種開始を6月中旬に前倒しするほか、体育館での接種レーンを増設。小中学校での接種人数を当初の2880人から2倍以上の6480人に拡大する。次回の集団接種の予約は6月8日に始める。

 接種会場への移動支援策も示した。5月22日から7月31日まで接種で市のコミュニティーバスを利用する際、降車時に運転手に接種券を提示すれば、全20路線で運賃を無料とする。