生徒へのメッセージが書かれた生理用ナプキンの収納ボックス=海津市平田町蛇池、平田中学校

 岐阜県海津市と養老町は、小中学校の女子トイレに、必要な生徒が自由に使えるよう生理用品を常備する。海津市は21日から設置し、養老町は今月上旬から設置している。コロナ禍で生理用品を買う余裕がない「生理の貧困」の問題を受けた対応だが、常備することで貧困以外の理由で必要とする子どもも使いやすくなる。

 これまでは保健室で配布するなどしていたが、十分な生理用品が手元にないのに周囲の目を気にして申し出ることができない子どももいた。常備することにより、衛生面や心理的負担で学校生活に及ぼす支障も軽減できる。

 養老町では小学4年から中学3年が使用する女子トイレに設置し、収納ボックスには「困ったときに自由に使って」の言葉を添えた。同市平田町蛇池の平田中学校では、設置開始を前に準備が行われていた。収納ボックスには、困ったことがあれば保健室に相談を、と呼び掛けるメッセージも付けた。同校の養護教諭は「設置することで安心して学校生活を過ごしてほしい」と話す。両市町とも、今後の使用状況などを見て常備する場所の増設などを検討する。