快進撃を繰り広げた東京パラリンピックを振り返る秋田啓選手=県庁

 東京パラリンピックの男子車いすバスケットボールで銀メダルに輝いた日本代表の秋田啓選手(31)=あいおいニッセイ同和損保、岐阜調理製菓高等専修学校出=が17日、岐阜県庁を訪れ、古田肇知事と面談した。日本男子初のメダル獲得に「チームで目標にしていた。試合を重ねるごとに成長できた」と快進撃を振り返った。

 日本は準々決勝でオーストラリア、準決勝で英国と強豪を立て続けに撃破。決勝は米国に敗れはしたものの、60-64と大接戦を演じた。秋田選手は1次リーグから全8試合に出場し、チーム2位の97得点を記録。リバウンドはチーム3位の36本をマークし、主力として躍進を支えた。

 初出場となったパラリンピックについて「観客が入れなかったのが残念だったと思えるぐらい、最高の舞台で幸せだった」と振り返った。惜敗した決勝の米国戦は「絶対的王者のイメージがある中、日本のバスケがどれだけ世界トップに通用するかを証明できた」と胸を張った。

 今後については「今回メダルを取れたことが偶然じゃないと証明していかないといけない。(2024年の)パリ大会は金メダルを目指したい」と話した。

 古田知事はスポーツや芸術など各分野で活躍した人をたたえる「清流の国ぎふ栄誉賞」を贈り、「ますます活躍してほしい。期待している」と話した。