岐阜大の学長を兼ねる大学総括理事の候補に選出された吉田和弘氏

 岐阜大と名古屋大を運営する国立大学法人東海国立大学機構は28日、岐阜大の次期学長を兼ねる同法人大学総括理事と副機構長の候補として、現副理事で岐阜大医学部付属病院長の吉田和弘氏(63)を選出したと発表した。同日、名古屋大で記者会見があり、吉田氏は「世界を目指す名古屋大と連携することで岐阜大をさらに飛躍させたい」と抱負を述べた。

 任期は来年4月から6年間。28日に名古屋大で選考会議が開かれ、再任を決めている松尾清一機構長が推薦した。文部科学相の任命を受けて正式に就任する。

 吉田氏は広島市出身。消化器外科学が専門の医学博士で、広島大医学部を卒業後、同大大学院の外科系専攻修了。同大原爆放射線医科学研究所や同大病院などを経て、2007年に岐阜大大学院の腫瘍外科学分野教授。同大医学部付属病院がんセンター長などを歴任し、18年から同病院長。同大副学長も務め、昨年4月から同法人副理事を併任している。

 松尾機構長は、吉田氏について「病院長として巨大な組織を率いてコロナ禍でも卓越した経営手腕を発揮してきた」などと選出理由を説明。吉田氏は「岐阜大は、日本一の『地域中核大学(仮称)』を目指す。高齢化社会に向けて、若者と高齢者が生き生きと豊かに暮らせる社会づくりに貢献できる大学にしたい」と意気込んだ。