第9回日展の書部門で、岐阜女子大学(岐阜市太郎丸)4年生の今福宮緋さん(22)、3年生の仁木麻祐子さん(20)が初入選した。出身の熊本県の高校の書道コースから先輩後輩の関係で切磋琢磨(せっさたくま)してきて「一緒に入選できうれしい」と喜びを分かち合う。今福さんは11月のぎふ信長まつり騎馬武者行列の沿道に掲げられた大書「ちょ待てよ!」の揮毫(きごう)も担当、「すごい反響」とこちらにも驚いたと語る。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」2人は小1から書道を始め、熊本市立必由館高校で学んだ。書道教諭を目指し岐阜女子大文化創造学部書道教育コースに進学。ともに2年生から日展に応募し、今福さんは3回目、仁木さんは2回目の挑戦で吉報が届いた。
応募直前の夏休みには合宿を行うなど書道漬けの日々を過ごしてきた。入選作はともに七言絶句の漢詩。ただ美しいだけでなく、崩し字で個性を表現するのも大切といい、思い通りにいかず悩んだときも2人は「書かなければ前に進まない」とひたすら書き続けた。
今福さんは大学側の依頼で、ぎふ信長まつりに向け、前回日展で入選した同級生の宮本真未さん(22)と大書をしたためた。作品は行列に出演した俳優木村拓哉さんの目にも入ったとみられるほか、インターネットを通じて全国に知られるところとなり、「驚いた」とはにかむ。
「日展入選は通過点。書道が純粋に好きで書いていて楽しい」と話す2人。今後は漢字だけでなくかななどにも取り組んで書の幅を広げ、書道教諭になるのが目標だ。「書道の魅力を次代に伝えていきたい」と力強く語った。2人の入選作品は、来年2月に岐阜市で開かれる同大卒業制作展で展示される。







