朝井リョウさん(右)から作品の講評を受ける女子生徒(中央)=岐阜市司町、みんなの森ぎふメディアコスモス

 岐阜県垂井町出身の直木賞作家、朝井リョウさん(32)が中高生の短編小説を講評する「めざせ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会」が、岐阜市司町の「みんなの森ぎふメディアコスモス」で開かれた。市内外の文学少年、少女8人が、渾身(こんしん)の自作短編を朗読し、「小説家になる夢」に挑戦した。

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 発表会で最初に朗読した同市の東長良中学校2年の女子生徒(14)は、授業中の居眠りをスポーツ競技にたとえ、コメディータッチで描いた。朝井さんは「ショートショートとしては気持ちのいい作品」と評価した。

 同市の岐山高校2年の生徒(16)は「風鈴農園」のタイトルで、「私」が小学生時代に風鈴を育てる60代くらいのおじさんと触れ合った思い出を幻想的な世界観で表現した。朝井さんは「不思議さと不気味さを行き来する作品で、完成度が高い」とたたえた。

 10代の若者に小説を書くことへの関心や読書意欲を高めてもらおうと、市立中央図書館が2015年から開催し、今年で7回目を迎える。中高生を対象に2千文字程度の短編小説「ショートショート」を募り、全国の132人が162作品を応募した。県外での認知度が高まったことで、応募総数、人数はいずれも過去最多だった。

 発表会はオンラインで中継され、約110人が視聴した。同図書館では、応募作品をまとめた作品集を閲覧できる。