新緑が輝くブナの森=飛騨市河合町天生、天生県立自然公園
白い花をつけたコバイケイソウが彩る湿原=飛騨市河合町天生、天生県立自然公園

 岐阜県飛騨市河合町と白川村境の巨木が林立する天生峠一帯の自然林は、幹を覆うように茂る葉が青々と輝き、グリーンシャワーという言い回しがぴったりの趣となっている。

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 穏やかな日和となった6日に天生峠から山に入り、天生湿原や巨木が並ぶ深い森が広がる天生県立自然公園を散策した。

 鳥や虫の鳴き声に励まされるように起伏のある山道を進むと、ミズバショウが白い苞(ほう)を見せる天生湿原を淡い白色の花をつけたコバイケイソウが囲んでいた。足元には、ミツガシワやラショウモンカズラのかれんな花も見える。

 カラフルなウエアを着た一行と擦れ違う。美濃市や関市から訪れたという。新緑のすがすがしさの中で、天生特有の生き物と触れ合っているようだ。

 湿原から続くのは、ブナやカツラの巨木の森。太い木の根元からは、つる植物がはい上る。巨木を見る目線は、幹をたどっておのずと上がり空を見ることになる。その広さに気持ちも晴れる。