提唱する「デジタルネイチャー(計算機自然)」について語る落合陽一さん=岐阜県庁
落合陽一さん(左端)の前で県内の先進事例が紹介されたトークセッション=県庁

 清流の国ぎふDX推進フォーラムが30日、岐阜県庁で開かれ、メディアアーティスト落合陽一さんの講演や県内の先進事例を紹介するトークセッションを通じて、約500人がデジタル技術を活用して社会全体の改革を目指すデジタルトランスフォーメーション(DX)の知識を深めた。

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 県と県DX推進協議会が主催。昨年春に県DX推進計画が策定され、企業や団体、行政のDX化に向けた機運を「オール岐阜」で盛り上げていこうと開かれた。

 落合さんは、提唱する「デジタルネイチャー(計算機自然)」をテーマに講演。情報通信技術や人工知能(AI)の劇的な進化で、数多くの専門家や業者の手を経て一つの物が生み出されていた時代から、AIを駆使して一瞬で生み出された数多くの物の中から最高の一つを選び出す時代へ変わりつつある現在を「チャンス」と指摘し、「クリエーティブのプロセスが高速化し一瞬で圧縮されるようになった。(さまざまなことを外注に頼っている)小さい会社にとっては有利になる」とエールを送った。

 トークセッションでは、デジタル展示場を構築した企業や、顧客情報などのデータ収集と分析にデジタル技術を活用する観光協会、仮想空間「メタバース」を教育に取り入れる大学などが事例を発表。落合さんがそれぞれ評価しアドバイスした。