市町村の相談窓口や支援を利用し、2020年度に岐阜県内へ移住した人は19年度から254人増加し1752人で、調査を始めた10年度以降で過去最多だったことが21日、県のまとめで分かった。県の担当者は「補助金の創設や、新型コロナウイルスの影響でテレワークが拡大したこともあり、都市圏に移動しやすく、自然の中で過ごしたい人が増えたのでは」と分析している。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」県によると、調査開始時の10年度は165人だったが、年々増加し、18年度まで毎年上昇を続けた。昨年度移住した世帯主(917人)のうち、年齢構成は20代以下と30代が前回同様に全体の約75%を占めた。移住前の住所地は、関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は304人(前年度比22・6%増)、関西圏(大阪、京都、兵庫)は133人(同16・7%増)、愛知県は942人(同15・2%増)だった。
県内の移住先では岐阜、西濃、中濃、東濃圏域が前年度から増加し、飛騨は7人の減少だった。移住の決め手として、名古屋圏への通勤や移動のしやすさのほか、アウトドアで利用する自然が豊富なことなどが理由という。また、県では昨年度、「清流の国ぎふ移住支援補助金」を創設し、2人以上の世帯には50万円、単身世帯は30万円を支給した。東京や大阪などからの164世帯288人が制度を利用した。県では「移住を検討する人たちの後押しをした」としている。
県は今後もオンラインセミナーなどによる情報発信を強化する。担当者は「いきなり移住は難しいかもしれないが、岐阜県に興味を持ってくれる人をまずは増やしていきたい」と述べた。
県では昨年、転入者数から転出者数を引いた社会動態は4761人の転出超過で、出生児数から死亡者数を引いた自然動態は1万28人減。転出超過は16年連続、自然動態の減少は15年連続となっている。










