訓練で全閉した大宮陸閘。水防団員らが手順や連携を確かめた=岐阜市、長良橋南詰

 長良川の増水時に閉鎖し、川の水が市街地に流れ込むのを防ぐ陸閘(りっこう)の操作訓練が、3日深夜から4日未明にかけて岐阜市の長良橋両岸で行われた。通常は出水期に備えて訓練を行っているが、2日に台風や前線の影響による大雨被害が全国各地で発生。県内でも瑞浪市の土岐川沿いの県道で路肩が一部崩落するなどの被害が出ており、地元の水防団員らは例年以上に危機意識を高めながら、万一に備えて連携を確認した。

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 長良橋付近の両岸には、長良川の水位が基準に達すると閉める国土交通省直轄の陸閘が31カ所点在しており、出水期に合わせて毎年、訓練で開閉する。

 橋北側の長良陸閘は1門で、高さ3・8メートル、長さ24・8メートル。南側の大宮陸閘は左右両方から開閉する2門からなり、ともに高さ3・17メートル、長さ25メートル。近年では2018年の7月豪雨時に全閉した。

 訓練は、3日午後11時10分ごろから長良橋を全面通行止めにして行い、地元の金華、長良西の両水防団や市、国交省の職員ら約140人が参加。操作の手順を確認しながらサイレンを鳴らして門を閉め、水漏れの隙間がないかなどを入念に確かめていた。