少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは岐阜県内各校の校長らトップにインタビュー。今回は高山西高校(高山市)の谷口正彦校長(61)に聞きました。「東大と甲子園」を掲げ学校改革に取り組み、現在は国公立大学に毎年40~50人が合格。部活動でも全国大会常連など、進学と部活動の両方に力を入れています。どんな改革をしてきたのでしょうか。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

高山西高校=高山市下林町
 高山西高校 所在地は高山市下林町。学校法人飛騨学園が運営する私立全日制普通科高校。飛騨地域唯一の全日制私立高校で、全校生徒は約550人。

◆特進Ⅰはゼロ限から9限

 ――高山西高校の特徴は。

 飛騨地域唯一の私立高校だが、私が本校の教員になった当時は生徒のほとんどは併願で、公立高校の滑り止めという学校だった。国公立大学に進学する生徒はいなかった。平成元年ごろから学校改革を始めた。

 ――どんな改革をしたのか。

 「東大と甲子園」をスローガンに掲げ、進学指導と部活動に力を入れた。その結果、大学進学者がほぼいなかった本校が今は東大や京大、医学部医学科に合格する生徒を輩出。生徒の8~9割は大学や短大、専門学校に進学する。甲子園出場はまだ実現していないが、ことしの硬式野球部は期待できる。「飛騨から甲子園」をかなえたい。

 たにぐち・まさひこ 高山市出身で、専門は化学。1987年に高山西高校で教員となり、広報部長、教頭などを経て現職。

 ――どんな学習指導をしているのか。

 本校には「特進Ⅰクラス」と「特進Ⅱクラス」がある。幅広い学力層の生徒がいるので、進路や学力に応じたクラス分けをしている。

 「特進Ⅰ」は3年間学習に専念し、旧帝大など国公立大学、医学部、難関私大への進学を目指す。2クラスあり、1クラス20~30人だ。部活動は原則行わない。

 平日は毎日午前7時半のゼロ限から、午後6時半までの9限まで学校で学ぶ。土曜日も補習授業があり、長期休暇中も補習を入れている。基本、塾に行く必要はない。

 「特進Ⅱ」は文武両道...