岐阜県の土岐市中馬馬子唄(ちゅうままごうた)保存会(稲垣長幸会長)は、土岐ロータリークラブ(RC)から地道で継続的な地域社会への奉仕活動をたたえる「一隅賞」を受けた。1980年の保存会発足以来、43年間にわたり中学生への踊りの指導、夏祭り参加などを通じて伝承に努めてきた点が評価された。
中馬馬子唄は、名古屋市から瀬戸、土岐市を経て信州の飯田に至る「中馬街道」に江戸中期から伝えられてきた民謡。農民が牛馬を使って荷物を運んだ道中の峠などの情景がうたわれている。土岐市民有志でつくる保存会は親しみやすい振り付けの盆踊りをつくり、濃南中学校(同市鶴里町)の授業で生徒に手ほどきしてきた。現在のメンバーは60~80代の22人。
土岐市土岐津町高山の土岐商工会議所で表彰式があり、土岐RCの村田一哉会長が、保存会員の水野敏雄さんに表彰状と活動費3万円を手渡した。水野さんは「郷土の民謡、歴史を市民に知ってもらい、伝えたいという思いで活動している。立派な賞の名に恥じぬよう心一つに精進していきたい」と語った。メンバー7人で三味線や笛を交えて「中馬馬子唄」「中馬馬子唄ばやし」を披露し、RCの会員約30人が聞き入った。






